八田歯科の小児歯科
予防こそが最善の治療です
永久歯に生え替わるまでの乳歯には、とても重要な役割があります。
個人差はありますが、だいたい12歳くらいまでが生え替わりの時期です。
幼児や小児の時代に健全な乳歯で過ごすことこそ、その後の長い人生を支える永久歯とうまく突き合える鍵なのです。
もし、残念ながらムシ歯ができてしまっても、その後の歯みがきや生活習慣などを
改善していけば、ムシ歯に対する抵抗力が高まり、ムシ歯を予防することができます。
当院では、ムシ歯のチェックと治療のみを目的とした定期検診ではなく、大切なお子様の歯を守り、一生おいしく食べられるためのお手伝いをさせていただきます。
お子様には

1、歯科医院を身近に感じてもらう
2、歯とはぐき、噛みあわせのチェック
3、レントゲン、お口の写真撮影
4、上手な歯みがきの習慣づけ
5、食生活の指導とアドバイス
さらに良好なお口の状態を保つためにオススメします(自費診療)
・フッ素塗布 ・歯のクリーニング(PMTC) ・だ液検査
保護者の方には

1、乳歯の大切さを理解していただく
2、仕上げ磨きの重要性とポイント
3、食生活の指導とアドバイス
4、ムシ歯や歯周病の原因となる細菌の近親者から子供への感染に対する注意事項
まずは歯医者さんに慣れていただくことから
お子様にとって、歯医者さんは怖いものです。
それはほとんどが病院におけるトラウマによるものと考えておりますので、当院ではトラウマにならないような配慮を1番に考えております。
まずコミュニケーションを通してお子様と仲良くなり、歯医者さんに慣れて頂くことから始めます。

まずはお子様が歯医者さんの環境に慣れることが最優先と考えております。
ブラッシング、フッ素塗布など、予防処置から始めていき、もし治療が必要な歯を見つけた際には、決して押さえつけたり、拘束具なども使用せず、虫歯治療に必要な道具を身近なもの(掃除機など)に例え、よく見て触ってもらいながら、安心して治療に移っています。
お子様の成長にあわせて、無理のない優しい歯医者さんであることを心がけています。
虫歯治療の際、大人のように麻酔をして確実に虫歯を取り切るといった完全な治療ができない場合もあります。最低限の虫歯を取り除き、痛みが出る少し手前で修復するなど、とにかくトラウマ回避に重点を置いております。
徹底した予防処置と定期健診で生え変わりを待ちます。
また、口腔内の発育状態から将来の歯並びの良し悪しが予想できますので、歯の矯正が必要で
あれば、タイミングを見て親御様にお伝えもしております。
フッ素塗布
歯の構造を安定させ歯の質を強くし、虫歯になりにくくなる効果があります。
歯科医院でおこなう高濃度のフッ素は、効果が3~4か月とされています。乳歯・永久歯に関わらず生えてすぐの歯に塗るのが最も効果的です。
お口に残ったフッ素をなめたり飲み込んだりしても体に問題はないですので、うがいのできない
年齢の小さなお子さんでも塗布できます。
しかし、フッ素を塗ったから大丈夫と安心せずにハミガキの習慣や正しい食生活をすることが
大切です。


シーラント
奥歯には溝があり、形がボコボコしていて食べかすが残りやすく磨きにくい所でもあります。
溝に食べかすや汚れが残ったままだと、そこから虫歯になります。この溝からの虫歯を予防する
ために、虫歯になる前に溝を浅くして歯ブラシの毛先が届きやすいようにします

お家でできる予防 フッ素配合剤
おうちで使用するタイプのフッ素もあります。
毎日使用できるように少量のフッ素しか含まれていませんので、安心して使用していただけます。
「フッ素」といっても色々なタイプのものがあります。
どのタイプを使っていいのかわからなければ、お子様にあったフッ素剤をおすすめしますので
ご相談ください。

キシリトール
キシリトールとは、天然の甘味料です。
虫歯菌(ミュータンス菌)の活動を抑えたり、唾液の分泌を促したりする作用が期待できます。
キシリトールの効果
・唾液分泌を促進する
・ミュータンス菌を弱らせる
・歯を溶かす「酸」をつくれなくなる
・自分の住み家である「プラーク」をつくれなくなる
・悪玉菌が善玉菌に変化する⇒サラサラのプラークに変化する
虫歯になりにくい歯に!



キシリトール100%の商品を推奨しています



安全性について
・上限がなく安全です!
「キシリトールは1日の摂取許容量限定せず」とFAO/WHO(食品添加物の安全性を評価する国際的な会議)からも安全性を認められています。
「キシリトールを食べすぎるとおなかがゆるくなる」と注意書きがありますが、
その量は体質によるので様子を見ながらお食べください。
・糖尿病の方にも安心
キシリトールは糖尿病の方の甘味料としても長年使われています。
・妊娠中の方にも安心
虫歯の原因菌は、親から子へうつります。
妊娠6ヶ月目からキシリトールを13カ月食べ続けた⇒ミュータンス菌が1/4に減少。
その後キシリトールをやめても15カ月効果が持続した。
・お子様にも安心
お子様こそ虫歯予防は大切です。最初は少量ずつお食べください。
・ペットにはあげないでください
重い肝障害を起こしてしまいます。

母子の感染症について

虫歯の原因はミュータンス菌という強力な虫歯菌。これは生まれたばかりの赤ちゃんには存在しない菌です。しかし、周りの大人、特にお母さんの唾液を介して赤ちゃんにうつることがほとんどなのです。
お母さんのお口の中の虫歯菌が多ければ多いほど、お子さんが虫歯になるリスクは高くなります。
お子さんの虫歯予防はお母さんから!ぜひ妊娠中にお口をケアして虫歯菌を減らしましょう。

にこにこママとにこにこベビーのために。
妊娠中はもちろん、出産後はお母さんにとっても忙しくなります。
その為、ご自身の歯の
ケアに十分な注意を払えなくなります。
できるだけ、妊娠前・妊娠中から定期健診を受け、お口の管理をすることをオススメします。
